ある日、義母から「弁護士から手紙が届いたの」とLINEがありました。
送り主は本物の弁護士、そして内容は“知らない人の相続”に関する通知だったのです。
苗字も違うしまったく知らない人の名前。
でも、よく調べてみると実は義母の家族に関係があることが判明。
まるでドラマのような出来事に、家族全員が驚きました。
今回はそんな、義母に突然起こった「思いがけない相続トラブル」について記録しておこうと思います。
義母に届いた弁護士からの手紙
義母から、パパさん・私・義母のグループLINEにちょくちょくメッセージが届きます。
届くときは本当に頻繁でたいていは「スマホの使い方を教えて~」という内容。
パパさんはあまりそのLINEに返信しないので私が返信してあげています(笑)
そんなこんなえ先日義母からピンコンピンコンと細切れでたくさんのメッセージ。
今回も携帯関連のそんな内容かなと思っていたのですが、全然違いました。
「弁護士からなにやら手紙が届いたの」と。
え?弁護士?と一瞬ドキッ。
詐欺か何か?と身構えながら見てみると、手紙の内容はこんな感じでした。
Aさんが亡くなりました。
Aさんは後見人であるB企業にお金を貸していました。
その返済がAさんの死後、宙ぶらりんの状態になっています。
手続きをしないと権利が消滅してしまうため、相続人の方にお知らせしています。
弁護士さんいわく、「Aさんの後見を監督していた立場からの連絡」だそうです。
でも、義母はそのAさんという人をまったく知らないとのこと。
私もパパさんも「それ、詐欺なんじゃ…?」と疑い、念のため警察に相談してみてはどうだろうと。
次々と届く手紙、そして家族の記憶
しかし、なんと義母の姉にも同じ手紙が届いていたのです。
「いよいよなんか変だね」と思いつつ話を整理していくうちに、義母が思い出したのが、「父(つまりパパさんのおじいちゃん)には、前妻との間に子どもがいるって聞いたことがある」という話でした。
義母が戸籍を確認したところ──
なんと、その“知らないAさん”はおじいちゃんと前妻との間に生まれたお子さんだったのです。
つまり、義母にとっては“異母兄弟”。
親戚づきあいも一切なく、存在も知らなかった方の突然の「相続関連の手紙」。
パパさんも「えっ!? おじいちゃん、再婚だったの!?」とびっくり。
無料相談へ。どう動けばいい?
結局、義母と話し合って、管轄の役所で行われている無料の法律相談に行ってみることにしました。
「一人じゃ不安だから一緒に来て」と言われ、私も同行する予定です。
たとえ直接関係がなくても、こうした手続きは本人にはハードルが高いもの。
「知らない人なのに、なんでこんな面倒なことに…」と思わずため息が出る場面もありますが、これも何かのご縁なのかもしれません。
さいごに:誰にでも起こりうる“知らない相続”
思いがけず巻き込まれた“家族の知られざる過去”と“突然の相続手続き”。
もしかしたら、同じような経験をする方もいるかもしれません。
このブログでは、今後の展開や手続きの流れなども、義母の許可を得ながら綴っていこうと思います。
どなたかの参考になればうれしいです。